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 青いパパイヤは十条にある本格的なベトナム料理店です。ここのオーナーシェフのハーさんはニャチャンの出身で南部のおいしいベトナム料理を食べることができます。ここが都内の他のベトナム料理店と違っているのは、内装がモダンなのと料理の盛りつけにひときわ注意を払っていることでしょうか。聞くところによるとハーさんは日本で栄養学(家政学)を学んだようで、そのため盛りつけに対してもこだわりが強くなっているのかも知れません。味は結構濃いめであまり日本人向けにマイルドにはしていません。聞いたところでは努めて現地の味付けを保とうとしているようで、初めての人にはきつく感じるかも知れません。



 ここで写真を出しているのはベトナムHPのテト宴会で頼んだ料理の中から、写真を忘れずに撮ったものです。まず最初が、土日限定のバイン・ホイ。ビーフンの上に海老のそぼろをかけて色合いがとてもきれいです。ベトナムで食べたものは緑色のものがかかっていました。これはほかの店ではあまり見ない料理ですね。
 バイン・ホイは土日限定ですが、似たような感じ(といっても彩りだけで、ビーフンでなくおもちを使っていますが)のバイン・ベオは普通の日にもありますから、そちらを頼むのもいいでしょう。


 お次は正月料理のバイン・テ。正月料理としては四角くくるんだバイン・チュンが有名ですが、これと同じ素材を使って、形を変えたものです。真ん中は豚肉、その周りに緑豆をすりつぶしたのを巻いて、全体を餅米にくるむという、なかなか贅沢な作りをしています。
 緑豆を豚肉と混ぜて中に詰める料理は結構あるようで、最近ハーさんはBanh itという小さなおもち料理を新メニューとして加えましたが、これは絶品です。




 もう、これはお馴染み、ベトナム料理を代表する生春巻き、ゴイ・クンです。野菜やビーフン、ゆでた海老などをライスペーパーにくるんで全体を味噌だれで食べるものです。ベトナムでは自分で巻かないといけないのであまり、料理としては見かけないかも。
 人によってはヌックマムにつけた方がいいといいますが、南部系のお店では大抵味噌につけて食べるように言われます。普通は丸一本出てくるのですが、最近食べやすいように包丁を入れることにしたようです。



最後はシンプルないか団子。あっさりとしていて、これが結構おいしいのです。
このほか、今年('98)から空芯采の炒めものや緑豆のお餅、エビのフリッター(これは再研究に入って休止)など続々と(ちょっとおおげさ)新メニューが追加されています。次の狙い目はニガウリの炒めものかな?

青いパパイヤはちょっと分かりにくいところにあります。行くときは地図を参考にして下さい。
青いパパイヤへの行き方

 

 

 



鴻福(ホンフォック)  
 以前浦和に住んでいたときのお気に入りがここです。このお店の人はサイゴン近郊のビエンホア出身で、メニューは割合一般的なものが多いです。カンチュアというベトナムスープや牛肉の炒めものなんかが好きでした。
 このお店にビッチさんというとてもかわいいお姉さんがいたのですが、一昨年あたりに結婚したようで、男の子が産まれたとお店の人が言っていました。



 まずは牛肉ロール。ちょっとこってりした味が肉のうまみを伝えてくれて、好きな料理の一つです。この料理はほかのお店であんまり見かけないのですけど、いかにもふつうにありそうな料理です。
 ベトナム料理というとすぐ出てくるのが生春巻き、揚げ春巻き、お好み焼きで、これらはどこのお店に行ってもありますが、それ以外は結構バラエティーに富んでいるような気もしてきました。



 これも有名な牛肉料理のBo Luc Lac。牛肉の炒め物なんですが、味付けが濃くてちょっとこってりという感じですが大好きでした。ベトナムにはBo bay Mon:『7つの牛肉料理』という代表的な牛肉料理があり、それ専門のお店もあるそうですが、これはその一つです。
 南部の料理だと思っていたのですが、ハノイでもお目にかかったし、本当に一般的な料理のようです。


 いわずとしれたベトナムお好み焼きバイン・セオ。野菜に包んで食べるんだけど、かりっと香ばしい味は忘れがたいです。でも、最初に切るときに結構ぼろぼろになってしまうんですよね。
 これは南部に特有の料理のようで、お好み焼きというよりは堅いクレープという感じでしょうか?


 おなかがいっぱいになったら牛肉うどんのフォー・ボーか、この鳥のお粥チャオ・ガーを食べるのが僕らの決まりになっていました。滋養たっぷりという感じでおいしかったです。

オックニョイ(Giang'sベトナム)
 二子多摩川のGiang'ベトナムに行ったときに食べたのがこれでした。こちらからは遠くて、なかなか行く機会がないのですが、おいしいと評判のお店です。二子多摩川の駅から近くて便利なのでよくはやっているようです。
 オックニョイは本来はタニシを使うのですが、日本ではサザエなどの海の貝を使うことが多いです。Giang'sでは、すりつぶした練り物にして蒸していました。お酒のつまみによく合います。
 オックニョイ以外にも牛肉のシソ巻きとかいろいろ食べたのですが、この炊き込みご飯もおいしかったです。
 そういえばGiang'sの揚げ春巻きは、ほかのお店のものと比較して大きくふわっと巻いている感じでした。パパイヤのハーさんが言っていたのですが、堅く巻くと揚げるときに破裂して、そのまま出せない羽目によく陥るのだそうです。ここのはそれを避けるためなのかな。

牛肉7品料理(サイゴンパゴラック)
 ベトナム料理にはいくつかの料理を組み合わせたコース料理が存在します。その中に牛肉7品料理(Bo` Ba?y Mo'n)があります。僕は、Bo` Lu.c La.cが好きなので、青いパパイヤのハーさんにできないんですか?と聞いたときに、それは牛肉7品料理の専門店で出すんですよと聞いたのでした。もちろん、専門店でなくとも食べられるのですが、専門店の方がおいしいのでしょうね。
 ある時、たまたま品川方面に仕事で出かけたとき、そういえば蒲田にまたベトナム料理店ができたなと思って行ったのがサイゴン パゴラックでした。お店の入り口にメニューがあって、そこには牛肉7品料理があるではないですか!ただ、そのときは一人だったので、コース料理は二人からということで食べることができませんでした。
 機会を改めて行って食べたら、香草をたっぷりと使って、とてもおいしかったです。そのメニューは
 Bo` bo'p tha^'u 牛肉のサラダ
 Bo` cuo^'n 牛肉巻き
 Bo` cuo^'n la' lo^'t 牛肉香草巻き
 Ch?a ddu`m 牛肉ハム
 Bo` nu+o+'ng vi? 焼き肉
 Bo` nhung da^m しゃぶしゃぶ
 Pho? bo` tai' 牛肉麺
でした。残念ながら、Bo` lu.c la.cはなかったですが、おいしかったので満足でした。

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