タイグエン
 タイグエンはハノイから75kmほど北にある北部の地方都市。 旅行者にとっては、格別興味を引く観光地がある訳ではありません。
 詳しい人であれば、お茶の名産地と言われていることやタイグエン製鉄所の所在地であることなどが思いつくところです。左の写真は延々と続く、茶畑。タイグエンの周辺では、このように茶畑が広がる光景が一般的でした。
 今は地方の省でもウェッブページを持つことがごく普通なようで、タイグエン省のホームページがあることもこの記事を書いているときに発見してしまいました。

http://www.thainguyen.gov.vn/eg/index.asp?c=1&KT=0



 タイグエンには知り合いのベトナム人に誘われて行ってきたのですが、本当に何もない地方都市というイメージでした。まあ、行ったのが郊外の農家なので、何もなくて当たり前なのですが。
 敷地に入ると鶏小屋や牛小屋があり、蜂も飼っていました。中庭を囲んで家が建っている作りは、北部の農家に共通する構造でしょうか?日常生活は右手の母屋で、正面には先祖を祭る祭壇がどんと構えており、その脇に居間兼客間といった感じのスペース、隅にベッドが置かれていました。
  炊事や農作業については正面に見える建物でやっているようでした。どこでも建物はレンガなどを使った作りで、木を使った建物はあまり見ませんでした。



 さすがにタイグエンらしいなと思ったのは、その農作業をする建物にお茶を作るための設備があったことでしょうか?
 左に載せたのはそのうちお茶を 煎る設備です。手前にハンドルがついているこの妙な機械は、お茶を中に入れてぐるぐると回転させながら、乾燥させる機械とのことでした。



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