ハノイの北方40km、バックニン省トゥアンタイン県ソンホー社ドンホー村で17〜18世紀に作り始められた版画。元々は明末清初に中国から伝わり、ベトナム風に定着した新年の吉祥年画です。多色重ね刷りで作られるため手間がかかり、最近は作れる人が少なくなっていると聞きます。
画題としてはめでたいものが多いのですが、民族の英雄や故事にちなんだものもあります。
ここに紹介しているのは、ネズミの嫁入り、嫉妬、多産の豚、チャン・フン・ダオを描いたものです。しかし、吉祥年画のはずなのにこの2番目の嫉妬というのは何なのだろう？
