ダナンという街

 ロンリープラネットなんかにはダナンは何もない街で退屈だから滞在する価値がないと書いています。確かにダナンは小さな街で観光の目玉になるようなものは何もなく、見て歩くには物足りないかもしれません。でも、それを言い出すとベトナム自体が、観光資源がまだ開発されていないせいか少ないという気がします。
 でも僕はベトナムの魅力は人だと思っていますから、どこを見に行くよりもどこでもいいから腰を落ち着けてぶらぶらするのがいいのではないでしょうか。そうやって考えるとダナンも悪くないような気がしませんか?
 ダナンの街は海に面していて、岸壁にはいろいろと船が停泊しています。そうした岸壁にはチェアが広げられ、そこに座って憩えるようになっています。座っていると近くから物売りや子供達が近づいてくるのはベトナムのどことも同じ風景です。あまりしつこくはないので休みを妨げる感じはしませんし、飲み物が欲しいときは便利です。僕は2時間ぐらいチャン・ダー(レモンジュース)を飲みながらぼーっとしていました。

ノンヌォック・ビーチ
 ハイヴァン峠を南に越えると気候が変わり熱帯らしくなってきます。湿気もむしろ少なくさわやかな感じがします。さすがに冬でも泳げるというほどではないようですが、ダナン近郊にはいくつかのビーチがあります。ここノンヌォック・ビーチはそうした中でも大きいもののようです。ダナン市街から午前中4時間5ドルでシクロを雇い、行って来ました。昼の時間帯は人がほとんどおらず、いるのは外国人だけのようでした。話しでは朝の5時から6時くらいが地元の人で一番混むようです。

チャム博物館
 ダナン近郊の見所としてはミーソンのチャンパの遺跡があります。ミーソンまで行く時間がないときには、このチャム博物館はいかがでしょう。好みによると思いますが、チャムの芸術は生命感が感じられ、僕はとても好きです。

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