マイ・チャウ

マイチャウはホアビン省にある少数民族ターイ族などが住む町です。山間部の盆地に広がり、ハノイからは車で3時間以上かかっていましたが、最近(2006)道路が整備されたと聞きました。距離的にはあまりないのでこれからもっと観光客が増えるかもしれません。のどかな田園風景が続く、のんびりとした場所でした。

 

 

 

私が訪れた時は雨の後で、切り立った崖が崩れ、大きな石がゴロゴロしており、ひょっとしたら道路が閉鎖されてハノイに戻れないのではないかと恐怖感を感じたくらいでした。実際にマイチャウに行くときには通れていたのに、ハノイに戻るときには車が通れなくなるまで岩が散乱している箇所が何カ所もできていて、除去作業が済むまでしばらく待たねばなりませんでした。

 

 



マイチャウの町の中心にはキン族が普通のベトナムの建物に住んでいますが、周辺にある村には高床式のターイ族の伝統的な住宅が集まり、近年はそうした高床式の住宅が宿として観光客に開放されています。高床式の家の下が、伝統的な織物などのお土産を売るスペースとなっており、観光客が気軽に立ち寄れるようになっています。昔ながらの機織りの実演をしているところもあります。

 

 

 


普段の生活はキン族と変わらないような服装をしていますが、
伝統的にはタイ族の女性は巻きスカートを着用し、キン族の女性のクアン(ズボン)とは異なるいでたちです。
そうした昔ながらの衣装は、夜に行われる民族舞踊の簡単なショーのときに見ることができます。
このショーは宿泊している民家に呼んで行われるようで、そこに宿泊していなくても勝手にあがってみることができます。

 

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